ネットとライブで自分の曲を売る方法を読んだのでどんな事が書いているかまとめました
ネットとライブで自分の曲を売る方法という本があり、また最近読み直しました。
結構前に購入したのですが、現在でも通用するようななかなか面白い内容が書いてあるのでまとめてみたいと思います。
あと自分のアイディアなんかも一緒に書いていきます。
一応web系の仕事をしているのでそんな目線も。
ネットとライブで自分の曲を売る方法【改訂版】 ミュージシャン・サバイバル・ハンドブック (Sound & Recording Magazine Presents)
- 作者: サウンド&レコーディング・マガジン編集部
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2012/03/15
- メディア: ムック
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現在はもう中古の本しかありません。
自分が持っている本は改訂版の前の本です。
大まかに
- ネットで自分の曲を売る方法
- ライブのやり方・稼ぎ方
の2章に分かれます。
ネットで自分の曲を売る方法
まずはネットで自分の曲を売る方法についてです。
ここではどのような売りかたがあるのか説明をしています。
音楽の売り方を知る
全体の大まかな流れはこんな感じです。
この中で自分が自ら行えることは
- 動画サイトへの配信
- SNSサイトへの投稿
- webニュース(自分のサイト)への配信
- リスナーへの直接販売
の4つです。
昔と比べてネットの環境が整っているので、CDと同じような音質の曲を色々なところで聴けるようになりました。ネットが流行る以前には視聴してもらい購入まで持っていくことが難しかったのです。アマチュアの人の曲を視聴するにしてもライブで聴くか、サンプルのCDをもらうしかなかったです。
現在は動画サイトなど、ネット上で色々な方法で聴いてもらうことが可能になりました。
またSNSなどで自分からプロモーションできることも簡単になってきました。
なので視聴用の音源をどこかにアップロードしておくのは当たり前だし、一通りSNSのアカウントは取得しておいたほうがいいでしょう。
ただし、自分でプロモーションなどに時間をかけすぎて、楽曲を制作する時間が無くなるのは本末転倒なので外注したり、行うことの取捨選択は必要です。
アグリゲイターを通してiTunes Storeで曲を売る
ネットで曲を販売するのに一番効果的なのはiTune Storeで配信することだと思います。
今までiTune Storeで音楽を購入したことのある人もかなりいるので、購入までにそこまで手間がかかりません。自分のサイトで販売しようとするとどうしても色々な面で大変なことが多いです。
そこで個人でもiTune Storeから配信できたら非常に便利だと思います。
ただ個人でiTune Storeから配信するのはなかなか難しいようです。
そこでアグリゲイターという仲介業者がいます。
個人でiTune Storeから配信するのは難しいから、アグリゲイターを通じて配信するという仕組みです。
配信に関する難しいことを代わりに行ってくれるます。
ただし無料で行ってくるわけではなく、販売された楽曲から何割かの手数料をアグリゲイターに支払うという形になります。ここでは詳しく書きませんが、アグリゲイターによって色々と違うので気になる方は調べてみてください。
もう一つ気をつけるのが、アグリゲイターはあくまで配信の補助をするのみで、プロモーションは自分で行わないといけません。ただアグリゲイターによってはプロモーションを有料で行ってくるところもあるようです。
動画サイトへの配信
動画サイトはYouTubeを使って配信をしておけばいいでしょう。
プロのみなさんも新曲を公開する際にYouTubeを使うことがほとんどです。
リスナーの方も多数の方がYouTubeから曲を視聴すると思います。
動画にこだわらなくても写真に音楽を載せるような形でもいいと思います。
YouTubeから音楽を配信して曲が売れなくなると心配であれば、曲を短くしたり、スタジオで録音した音源をアップするような形でもいいと思います。
とにかくリスナーがちゃんと視聴できるようにすることが大事です。
こういったカメラを使うと、簡単に綺麗な音源で動画も一緒に撮ることが可能です。
SNSサイトへの投稿
最近はほとんどの方がSNSを利用して、情報を発信と閲覧しています。
なのでSNSは音楽の情報配信に必須です。
またファンとのコミュニケーションが取れたり、楽曲に対しての意見ももらえりするのも良いです。
SNS上で音楽を直接販売することは難しいですが、配信サイトへリンクを貼って誘導するといいでしょう。
年代によって使っているSNSは違うので、年齢に合わせて使い分けるといいでしょう。
一般的なSNSなら
などがあると思います。
ただ、他にもアメブロやmixinなど趣味趣向によって使うものが変わることもあると思います。
webニュース(自分のサイト)への配信
webニュースの配信などを行って、自分の情報を広めると良いでしょう。
ダメ元でも音楽系のwebニュースへ連絡を取って取材を行っていただくように頼むのもいいと思います。最近は個人系のサイトでも色々な方が見ているサイトもあるので、そういったところに記事を書いてもらえれる頼んでみてもいいかもしれません。
余裕があれば自分のサイトを作成して、そこから情報発信してもいいでしょう。
SNSでは基本的に古い情報は流れていきます。
プロフィールやアルバムや曲の情報など、載せるのが難しいような情報を掲載したりするといいと思います。
SNSを使ってない方もいるので、サイトはやはり必要かなと思います。
雰囲気なんかも伝わります。
リスナーへの直接販売
この辺りはだいぶ難しいとのような書き方でしたが、今であれば個人でネット上で販売する方法も色々あります。
例えばベイスやストアーズなどを使えば、簡単にCDを販売できます。
またTシャツなども自分で好きな物も販売することもできます。
STORES.jp|オシャレなネットショップを最短2分で無料作成
ネット上のツールを使いこなせ
この辺りはYouTubeだったりニコニコ動画だったりサウンドクラウドだったりをどんどん使っていこう、という話です。
その際にマスタリングという作業を行って音圧をあげておいてくださいという感じです。
マスタリングについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ライブのやり方・稼ぎ方
ここからは各アーティストがどのような稼ぎ方をしているかという内容です。
現在はCDや音楽配信自体の売り上げが落ちてきています。
以前はライブはCDを売るためのプロモーションの手段という側面がありましたが、今はライブを収入源にするためのプロモーションが増えているという内容です。
メジャー契約するにしても、音楽に関することだけでなく、グッズやライブそのもので収益をあげていくようなモデルが増えている、のようなイメージです。
ライブハウスから良いパートナーを見つけるのも重要とのことです。
ライブハウス側もとにかくブッキングできればいい、との意識もあるところもあります。チケット制などがありますが、ライブハウスが指定した枚数を埋めてくれればいいという考えで出演をしてもらうと音楽だけで生業にしたい方にはなかなか難しい側面があるのではないかということです。
ライブ自体もその場限りで終わらせないような方法を模索してもいいという考え方もあります。
ライブは生のものなので1回で終わってしまいます。例えばUstreamで中継してみたり、撮影して販売してみたりそう言った方法で収益を上げる方法もあるのではないかという感じです。
曽我部恵一の場合
できるだけ手元に残るように、そしてチケット代を抑えるようにライブをする。
企画をブッキングも自分たちで行っているそうです。初めての会場の問い合わせは、意外にも特にコネクションがない状態から行っているそうです。もちろん値段の交渉や価格設定も自分たちで考えていたそうです。
バンド結成当初はバンドが身一つで行っていたそうです。ライブハウスはバンドが身一つで行ってもできるところだからです。
ローディーやPAの方などがいないのでその分チケット代を安くしても収益があったとのこと。もちろん必要な時にはイベントごとで頼むことはあったそうです。ただ、なるべく最小限の人数で回すことは考えて行っています。
地方公演ではガラガラなこともあったみたいです。
なので時間があればコンビニ行ってチラシを印刷して、午前中にチラシを配るなどのことも行っていたそうです。意外にも普通のアマチュアの方が行っていることと同じですね。
バンド編成を行わないで、ギター一本でライブをすることもあります。
そういった時はカフェや幼稚園でもライブをするとの事。
PAのシステムがないと言われることもあるので、そんな時は自前で用意をします。
一曲弾いてみて、バランスが悪いと思ったら自分でPAをやりながら調整するのです!すごいです!
ハコ代がかかる場所は基本的にPAを使わせてもらっている、そうでない場所なので自分でやるという考え方です。
ロックフェスに行く時は他のバンドがどのようなものを販売しているかチェックをします。人気があるバンドでもグッズが売れないこともあるし、逆に人気のないバンドでもグッズに長蛇の列ができることもあります。
どんな経済誌を読むより、お客さんの欲しいものがわかるからです。
ちょっと長くなってしまったので、次の記事で続きを更新します。
少々お待ち下さい!