お金と設備投資と技術投資と時間について思ったこと
衣類乾燥機を買った。
乾燥機付き洗濯機を買おうと思ったのだが、価格が高いのと修理に費用がかかりそうっだったので、衣類乾燥機にした。洗濯機の上に設置して使っている。
洗濯機が少し使いにくくなったが非常に便利だ。
天気によって洗濯のペースが乱されるのが嫌だったし、疲れて干すのが面倒な時がよくあったので、その時間から解放されて嬉しかった。あと、洗濯物を干す場所を節約できるとか色々。電気代がかかるらしいので、毎日使うわけではない。ただ洗濯物を干すか衣類乾燥機の選択肢が増えて気持ちがかなり楽になった。
なんで買おうかと思ったかと言えば、お金で買えるなら時間を増やしたかったからだ。
自分の家は母子家庭でお金がなかったから、時間を買うという発想が昔は無かったと思う。例えば無料で何かをもらう為に、長時間並ぶようなタイプの家庭だったと思う。
結婚をして、子供ができて、だんだんと仕事が自分のペースでできるようになってきた。
仕事をしていると設備投資と技術投資と生産性の関係が非常に面白く感じた。家でも同じことを少し意識するようになった。
小さい事だと、
- 掃除機のコードに延長コードをつけてプラグの抜き差しの回数を少なくする。
- 食器の収める順番を毎回同じ順番で行う。
- 料理のレシピを最初にちゃんと決めて色々な作業を同時にできるように手順を考える。
- 普段使う場所を整理する。
とか。
大きいことだと、
- 食洗機を購入する。
- コードレスの掃除機を購入する。
- 使いやすい食器棚を購入する。
- 電動自転車を購入する。
など。
小さいことは、考え方やその人の技術で生産性をあげることができる。コストもそこまでかからない。ただ大幅に生産性をあげるにはそこそこテクニックが必要だと思う。
大きいことは行動の大きい部分を設備に依存させることができるので、大幅に生産性をあげることできる。ただお金を大きく消費したり、場所を大きく使ってしまうことがあることが多い。また自分や家に合っていないと、かけたコストを回収するのがなかなか難しいような気がする。食洗機では洗った気にならないとか、冷蔵庫が大きすぎて家に入らなかったとかというのは聞いたりする。
何かを別の方法で行うというのもある。例えば、スーパーと生協などの宅配サービスを併用するとか、DVDレンタルをネットで行うのもそうかもしれない。
意識をそのようなことに向けて生活していると、行動自体に気になったりすることもある。
例えば妻が料理をしている時にクックパッドをよく見ているのだが、他のアプリの方が料理の効率が上がるのではないかとか。食器棚を正しく区分けすると子供が食器をしまってくれるのではないかとか。
お金を設備に投資して、時間を増やして、その余った時間で技術を伸ばして、またその技術で何かを生産する。これは非常に面白い。
逆に先に設備に投資をしないと時間の生産性が悪くなり、色々なところで悪い影響が出てきてしまうのだろうか。